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Ubuntuはデフラグできない
よく、UbuntuなどのLinuxではデフラグは必要ないと言われているけど、実は、「必要ない」のではなくて「できない」というのが正しい。LinuxはWindowsほど断片化が問題になることはなかったため、デフラグソフト自体がほとんど用意されていないからだ。
それでも、[ext3]フォーマットはWindowsのファイルシステム[FAT]や[NTFS]に比べて、ほとんど断片化しないから、デフラグは不要というのも事実で、Linuxの場合、HDDの使用率を80〜90%以内におさめておけば、断片化によるパフォーマンスの低下は数パーセントかそれ以下といわれている。
なぜ、断片化が発生しにくいのかというと、Linuxは初めから複数のユーザーが利用することを前提に設計されているため、断片化のしにくさを優先し、ファイルをHDD上にばらけさせて保存するからだ。
また、仮想記憶も、Windowsのようなページファイルではなく、専用のスワップパーティションを使用するため、これが断片化してパフォーマンスが低下することはない(ページファイルの断片化はパフォーマンスに大きく影響する)。本来はWindowsでもページファイルを固定化すれば、断片化を防げるのだけど、デフォルトでは固定化されていない。
Windowsの断片化についてはここを参照。
→デフラグの意義(関連記事)
Linuxの断片化対策について詳しく知りたい人はここを参照するといい。
→Linuxにデフラグが無い理由 :Geekなぺーじ
→Linuxファイルシステムのサイズ変更とデフラグ :SourceForge.JP(ちょっと古い記事だけど)
ただし、これはデスクトップ前提の話であって、サーバーなどの同時書き込みが発生するような環境においてはこの限りでない。同時書き込みが発生すると、[ext3]といえど断片化が発生してしまい、パフォーマンスの低下につながる。
→(PDF)「OSS 性能・信頼性評価 / 障害解析ツール開発」ディスク割り当て評価ツール 評価と考察 :情報処理推進機構
そういうときは、[ext3]ではなく[XFS]を利用するといい。[XFS]は大規模なファイルシステムにおいて高いパフォーマンスを発揮し、独自のデフラグツールも用意されている。
→LinuxでXFSファイルシステムを利用するヒント
→xfs_fsrを使ってXFSファイルシステムをベストの状態で使用する :SourceForge.JP
ちなみに、Ubuntuのデスクトップでも利用することができる。
→Ubuntuのファイルシステム(関連記事)
ここまでの話をまとめると、「デスクトップLinuxにおいて、デフラグはまったく不要」ということだ。Ubuntuのパフォーマンスが低下したなら、まず断片化以外の影響を疑った方がいい。どうしてもデフラグしなければならない場合は、いったんバックアップを取っておき、元のパーティションをフォーマットしてから、ファイルを戻す。



