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日本と韓国の軍事力の比較

日本の教科書に「竹島は日本の領土」と記載することを決定したために、一部の韓国人や日本人が過激に盛り上がっている。

そして、このような論争が起こると必ず次の質問をする人がでてくる。

「日本と韓国が戦争したらどっちが勝つの?」

当然、戦争が起こらないにこしたことはないし、日韓双方の過激発言も控えてほしいと思う人もたくさんいることだろう。ただ、気になってしまっては回答を得るまで納得できないのもわかる。その疑問に、韓国三大紙のひとつ朝鮮日報が答えた。

まず、韓国は圧倒的な兵力を保持している。だけど、この兵力は北朝鮮との戦争に備えたもので、海を隔てた日本との戦争で陸軍が活躍することはまずない(日本が韓国本土に攻め込めば話は変わってくるけど、日本は憲法9条で戦争放棄しているので、おそらく防衛以外の武力行使はしないだろう)。

つまり、ここで重要になってくるのは海軍力と空軍力だ(日本は海軍も空軍も保有していないけど、後述のとおり自衛隊は十分"その域"なので同じように扱う)。

結論から言うと、海軍力では日本が韓国を圧倒している。小国の軍事力に匹敵するとまで言われるイージス艦の配備状況は、韓国1隻に対し日本は6隻(うち日本海に配備されているのは4隻)だ。朝鮮日報では「韓国の海軍力は日本の30%レベル」と見ている。さらに、戦闘艦・対艦ミサイルも「ヘビー級対フライ級」、対潜水艦戦力は「大人と子供の違い」とも評している。

また、はじめに交戦することになる韓国の海上警察と日本の海上保安庁の戦力でも、保有警備艇の数が韓国22隻に対し、日本は51隻。航空機の数は、韓国15機に対し日本は73機と完全に日本が韓国を圧倒している。

日本は憲法9条で「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない」としているにもかかわらず、これだけの防衛力を保持していることが、「自衛隊=軍」と言われる理由でもある。

空軍の戦闘機保有数では、韓国空軍500機に対し、日本の航空自衛隊は360機と韓国が大幅に上回っている。しかし、高性能戦闘機の数では、韓国がF-15K戦闘機39機(導入中)保有しているのに対し、日本はF-15J戦闘機203機とF-2戦闘機を70機以上保有している。また、日本は空軍基地から竹島までの距離が短い上に、空中給油能力を持つため、空中給油能力を持たない韓国は竹島上空で5分しか戦闘できないと見られている(韓国のKF16戦闘機は戦闘行動半径が短く、竹島に到着しても5分で戻らなければならない)。さらに、早期警戒能力で見ても、早期警戒機を多数保有する日本との差が大きい。アメリカは日本と韓国の戦争では手を出さないと見られるため、アメリカの軍事衛星頼みの韓国はさらに分が悪くなる。

朝鮮日報が検証を依頼した宋永武(ソン・ヨンム)元海軍参謀総長は「独島(竹島)が奪われるのに半日かからないかもしれない、至急軍事力を強化すべき(要訳)」と主張している。どうやら、日本はまだ安全のようだ。

むしろ、自衛隊の能力が過剰だと感じた人もいるかもしれない。だけど、さっきも言ったように日本は戦争を放棄しているため、防衛以外の名目で武力を行使することができない。ようするに、先制攻撃を受ける危険性があるなど、常に不利な状況におかれているわけだ。そのような特殊な事情のため、日本は周辺諸国よりも軍事的優位性を確保している。

竹島問題について

    竹島の歴史
  • 1905年、日本が江戸時代から領有権を確立していた竹島を国際法上合法的に島根県に編入する
  • 1910年、日本、韓国(大韓帝国)を併合
  • 1945年、日本敗戦。ポツダム宣言を受諾して朝鮮支配は終了する。韓国はこのとき独島(竹島)の返還も要求する
  • 1951年、米政府はラスク書簡にて竹島が日本領であると韓国に通達
  • 1952年、韓国はサンフランシスコ平和条約が発効する3ヶ月前の同年1月に「李承晩ライン」という国境線を一方的に引いて、竹島を韓国領だと主張しはじめる
  • 1953年〜現在、韓国が竹島を実効支配

このように、"国際法上"からみた竹島は日本領である可能性が高い。だけど、それは「江戸時代に日本が竹島の領有権を確立していた」という前提がある。韓国は、まずこの部分否定していて、この"歴史認識の違い"が一番の問題になっている。

簡単にこの歴史問題を説明する。

「韓国側の意見」

「三国史記」という歴史書に、512年に新羅(現在の韓国)に服属した于山国(現在の鬱陵島)の一部が于山島であると記されており、さらに、歴史書「世宗実録」には「天候がよいときには、武陵(現在の鬱陵島)から于山を望むことができる」と記されている。この于山島こそが独島であり、韓国が512年から独島を領有している証拠である。また、1696年安龍福が日本に渡航し、独島を韓国領であると日本に認めさせた。

「日本側の意見」

韓国が示した地図「八道総図」では、この于山島と武陵の位置が現在と逆転していて、不自然である。安龍福は不法渡航で日本に連行されたのであり、帰国後の彼の発言にも不自然な点や明らかな作り話が多いため、韓国側が提示した証拠には信憑性がない。信用に足る情報を照らし合わせた結果、于山島は鬱陵島の近くの島「竹嶼」ではないかと推定される。また、サンフランシスコ平和条約でも鬱陵島の領有権は放棄したものの、竹島の放棄はしておらず(韓国は独島は鬱陵島の一部だと主張しているが)、1951年にアメリカが韓国政府に"竹島が日本領である"ということを通達した「ラスク書簡」の存在も踏まえると、国際法上からも明らかに、竹島が日本領である。

  • 日本国との平和条約(サンフランシスコ平和条約) :中野文庫
    (第二章第二条に鬱陵島の放棄が記されているが、竹島については明記されていない)

日本は、この問題が長期化することは互いの得にはならないと考え、竹島問題を国際司法裁判所に付託することを提案した。しかし、韓国側は竹島問題を領土問題としては捉えていないため、この提案を拒否した。

自分の意見としては、仮に竹島問題を領土問題ではなく日本の侵略と解釈しても国際司法裁判に同意することはできるはずだ(国際司法裁判所は国同士の問題に中立的意見をする機関なのだから)。だから、韓国が竹島問題を"問題"と認識した上で、各国に「独島」をアピールすることには少し矛盾を感じる。

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