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OSSのススメ

OSSとはオープンソースで開発されている無料のソフトウェアのことで、もっと簡単に説明すると、誰でも開発に参加できるようにソースコード(設計図)を無償公開しているフリーソフトのことだ。

そのため、世界中のプログラマがコードを修正したり改良することができ、限られた人数で開発する市販のソフトウェアに比べて、発見されたバグが即座に修正されやすい。だから、OSSはセキュリティや安定性が高いといわれている。逆に、知名度の低いOSSは作者一人で開発されている場合が多く、このようなソフトは単なるフリーソフトと同じように扱われてしまうこともある。

OSSは無料で、かつ、民間の技術に依存しないため、主に、公的機関などでよく利用されている。

海外(特にヨーロッパ)に比べて導入の遅れていた日本だけど、最近は、OSSの知名度も上昇し、徐々に浸透しつつある。

しかし、中にはライセンス違反(規定以上の複数のPCにインストールするなど)や海賊版を当たり前のように使用する企業も存在する(違法コピーを使っているのがバレて、あとから高いライセンス料を請求されるくらいなら、OSSを使うほうが絶対にいいのに)。

話をもとに戻して、代表的なOSSを紹介する。

人気のソフトウェアに対応するOSSはこれ。
プロプライエタリ オープンソース
ブラウザ Internet Explorer Mozilla Firefox
オフィスソフト Microsoft Office OpenOffice.org
画像編集ソフト Adobe Photoshop GIMP
メールソフト Outlook Express Mozilla Thunderbird
個人情報管理ソフト Microsoft Outlook Novell Evolution

ここで紹介したOSSは、WindowsとLinux双方に対応している。さらに、これらのOSSは市販ソフトに比較的操作性が似通っているため、移行しやすい。

あと、オープンソースのOSとしてLinuxがあげられることがある。それについてはここを参考に。

Firefoxについてはここ。

これらのOSSは無料であるために、スポンサーがつくか支援を受けない限り、広告を出して宣伝することができない。有名OSSには大抵は支援者がいて、たとえば、「Firefox」を開発している「Mozilla」はGoogleから支援を受けており、Linuxディストリビューションのひとつ「Ubuntu」は大富豪のマーク・シャトルワース氏から支援を受けている。

まぁ、ブラウザが何かもわからないような素人にOSSを勧めるのは無理があるとして、「Firefox」や「Opera」などの非IEのブラウザをすでに使っているような、ある程度の知識と好奇心のある人なら、案外その他のソフトも抵抗なく受け入れている場合が多い。

しかし、アプリケーションレベルではOSSを導入している人でも、OS(オペレーティング・システム)レベルでOSSを導入する人は少ない。確かに、OSの導入はノーリスクとまではいかない。だけど、重要なデータなどはバックアップをとっておけば問題ないし、最悪の場合、OSを再インストールすればいい。

何か問題が起こると、「このソフトは使えない!」などと勝手に決め込んで、解決策を探そうともせずに批判する人もいるけど(いわゆる「モンスタークレーマー」)、OSに限らず、あらゆるソフトウェアは自分の環境に合った設定をすることで、より使いやすくなるものだ。ちなみに、バグを発見したなら"何を"、"どうすると"、"どうなるのか"などの再現性の高い具体的な報告を"開発チーム"や"バグ報告サイト"などに送ってくれなければ、オープンソースの意味が無い。

あと、ネットで評判を調べてから導入を検討する人にも注意すべきところがある。

OSSに限らず多くのソフトウェアには必ずそれを批判する人がいる。そして批判の内容は、さっきも言ったような具体的なことを書かない漠然としたものであったり、ソフトと無関係のものであったり、それこそ素人丸出しのひどいものであったりと、よく知らない人にとっては鵜呑みにしかねないものも多い。

さらに注意すべきはそれが"いつ"の記事なのかだ。

情報の世界は非常に早く移り変わる。例えば、2年前に批判されていたソフトが現在も同じ批判を受けているなんてことはまずない。批判記事は参考程度にして、自分で使わなければソフトの価値などわかるわけが無い。

などと、熱心に布教活動しても、多くの人が「今のままで十分。そんなの必要ない」って言う。

重要なのは「何ができるか」ではなく「どう使うか」だ。

「あれが使えない」、「これができない」なんて言ってる人はいつまでたっても成長できない(新しい使い方を知ろうとすらしないのだから)。好奇心旺盛で創造力豊かな人は、使用の幅が広く、応用もでき、次々に新しい使用法を編み出すことができる。まずは、使ってみることで、コンピュータに対する見方が大きく変わるかもしれない。

最後にOSSの注意点を書くと、OSSはその特性から、問題が発生しても誰も責任を取らない(だって責任者がいないから)。サポートを有料でしてくれるソフトもあるけど、多くは自己解決しなければならず、重要なファイルの取り扱いや企業での使用はよく検討してから判断すべきだと思う。(だからこそ、今回は"定番"のOSSだけを紹介した)

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